日本で唯一!?消防団員でつくる素人劇団◆劇団 箸消興行
日本で唯一!?消防団員でつくる素人劇団◆劇団 箸消興行くいっく・めにゅー_

日本で唯一!?地元消防団員で作る素人劇団「劇団 箸消(はせしょう)興行」。
私たちの活動内容、地元集落の話題などを紹介しています。

2001年3月号 2001年3月号 2001年3月号



箸荷だいすき 箸荷だいすき 発行/素人芝居と花の里 はせがい
兵庫県多可郡加美町箸荷区 季刊(年4回)
編集/箸荷新聞編集委員会 発行数/160部
URL http://www.haseshow.com
2001年 3月27日発行 VOL.27

なーんにもないこと誇りに 美しい村 未来へ引き継ぎたい
箸荷地区が景観むらづくり協定を締結 県下第1号の認定受ける

芦田副知事(右)から認定書を受ける今中委員長
芦田副知事(右)から認定書を受ける今中委員長
 加美町箸荷地区で、むらづくりや景観づくりの目指すべき方向性などを盛り込んだ「景観むらづくり協定」が昨年12月1日に結ばれました。地区内すべての60戸が参加しての景観形成住民協定で、2月9日に県庁で認定書が授与されました。箸荷むらづくり委員会の今中達治委員長、藤本勝敏副委員長が出席し、芦田弘逸副知事から認定書を受けました。「兵庫県景観の形成等に関する条例」に基づく住民協定地区は県下に事例がなく、箸荷地区が第1号となりました。


 この取り組みは、地区の景観を美しく保つにはどうしたらいいか、これからむらづくりの意識を高めていくのには何が必要か、また箸荷に合った景観基準をどう設定しどのように村並みづくりしていったらいいのかをみんなで考えようというもの。協定後は、地区内で建物の新築、改築、増築、大規模修繕などをする場合に、形や色などを基準に合わせることが必要になります。基準に合った建物をつくると、県から景観形成助成金が出るなどのメリットもあります。


 箸荷地区は、町内でも地域おこしの取り組みが活発な集落の一つ。町を挙げて進められている「村の名物・自慢づくり運動」の一環で、素人芝居興行や村落誌発刊、集落新聞の発行などに取り組んでいます。平成7年秋には有志の「箸荷花くらぶ」(30人)を結成し、スイセンロードづくりや手づくり花壇の植え替えなど花いっぱいのまちづくり活動も展開。平成10年1月には「花くらぶ」が「県さわやか街づくり賞」を受けました。


 景観むらづくり協定への取り組みは、平成11年度から開始。色彩環境設計家の澤一寛氏(株式会社日本カラーテクノロジー研究所代表取締役・大阪市)を県からアドバイザー派遣してもらい、これまで学習会や住宅全戸の色彩調査、景観まちづくりの先進地視察、景観基準づくりなどを行ってきました。


 協定書では、箸荷の全区域・254ヘクタールを協定地区とし、景観むらづくりのルールとして建物の規模や屋根・外壁の色など地区の基準を定めています。「ここには、なーんにもないんです。だから、日常のなにげない風景を大切にしていくんです」を基本精神としています。景観づくりばかりでなく、これまでの地域づくり活動を継続的に進めていくことも明言化しており、夢のある「箸荷むらづくり館(仮称)」の建設も盛り込んでいます。今後は、箸荷むらづくり委員会を中心にして景観むらづくりを進めていきます。

 同地区区長で、同委員会の今中達治委員長は「景観むらづくり協定は、箸荷地区の将来ビジョンとして位置づけたい。これからも地道にむらづくりの意識を高め、笑顔のあふれる箸荷をつくっていきたい」と話しています。

神戸新聞コラム「正平調」に箸荷が登場
景観むらづくり協定が一面を飾る

 2月17日付けの神戸新聞朝刊のコラム「正平調(せいへいちょう)」に、箸荷景観むらづくり協定のことが紹介されました。取材にお越しになったのは、神戸新聞社論説委員の伊良子序さん。伊良子さんは週に4本の正平調を書くのが仕事で、毎週火、水、金、土曜日の掲載分を執筆されています。ここに、同社の許可を得て転載します。
平成13年2月17日 神戸新聞「正平調」

今年度のむらづくり委員会の事業計画決まる
次回の委員会は5月20日(日)13時〜

 今年度の箸荷むらづくり委員会の事業計画が決まりました。主な事業は次のとおりです。
むらづくり委員会の会議を定期的に開催し、事業計画を考えたり事業の推進を図ります。
引き続き澤一寛先生に数回お越しいただき、ご指導をいただきます。
箸荷の入り口(大見橋の東)にシンボル公園をつくり、木製の看板(サイン)を設置します。今中規夫さんからツゲをいただき、植える予定。
視察研修旅行を計画します。できれば女性の方も多く参加できるように日帰りで予定。実施時期、行き先はこれから決めます。
花いっぱい運動を推進します。花くらぶを中心にみんなで進めます。
秋まつりの充実を図るため、村を挙げて実施します。消防団の素人芝居を中心に、内容を検討します。開催日は今のところ10月7日(日)夜の予定。
 また、次回の委員会は5月20日(日)13時から開催します。ご苦労さまですが、委員の皆さんはご出席をお願いします。内容は、入り口公園の設計、木製看板の計画などです。澤先生と京都造形芸術大学教授の井口勝文先生、同大学学生の皆さんにお越しいただき、委員会と公園の計画づくりを進めます。

弓矢で鬼を射抜き 幸願う
恒例の百手祭りを開催  箸荷・大歳神社

 箸荷地区の大歳神社で2月11日、伝統的神事「百手(ももて)祭り」が古式ゆかしく繰り広げられました。五穀豊穣や産業発展などを願う新春の行事で、境内で弓矢の儀式やもちまきなどが行われました。

 百手祭は立春後、稲作など農耕作業が始まる時期に合わせ、かつては2月の卯(う)の日に行われてきました。弓矢を放ち、四方の魔をはらう神事で、同地区では古くから、祭当番にあたる「御頭」7人を決め、地域ぐるみの行事としてきました。

 儀式に使う弓矢は御頭が青竹で手作り。的は中心に「鬼」という文字を書き、その上を黒く塗りつぶしており、神殿から約15メートル離れた位置に立てます。矢で的を射抜くことで悪を退散させ繁栄などを授かるといいます。

 祭りは午後1時、氏子の地区住民らが集まり、神事を行った後、弓矢の儀式へ。張りつめた雰囲気のなか的を狙って12本の矢が放たれました。放たれた矢を家に持ち帰ると幸福を呼ぶとの言い伝えがあり、境内に詰めかけた子どもたちが競って取り合っていました。

平成12年度箸荷区通常総会開催される
区長に今中達治さん 再選

 3月20日午後、箸荷公会堂で平成12年度箸荷区通常総会が開催されました。12年度の決算、13年度協議費会計予算などが審議されたほか、公会堂の新築、景観むらづくりの今後の取り組みなどが協議されました。以下、総会で決まった主なものを記します。
川刈りと下刈りは7月15日(日)に予定。雨天の場合は翌週。枝打ちの日役が11月にあるかもしれません。
道ぶしんは、今年も行います。9月30日(日)に予定しています。
秋祭り余興大会は10月7日(日)の夜に予定。消防団の素人芝居を中心に、各年代別親ぼく会などに依頼します。詳しい内容は、むらづくり委員会で検討します。御頭神事 は8日(祝)に行います。子どもみこしもこの日になる予定。
箸荷公民館の建築が13年度になりそうです。建てる場所や内容などは、これから皆さんと検討していきます。木造平屋建てで、床面積は約360平方メートルを予定。地元負担は3割くらいになる見込みです。
今年の転作率は39.3パーセントです。皆さんのご協力をお願いします。
 また、役員の改選が行われ、区長に今中達治さんが再選されました。役員、各委員は次のとおり。婦人会の役員も掲載。
箸荷部落役員・各委員名簿(敬称略)
区長=今中達治▽区長代理=藤本勝敏▽会計=安藤 茂▽農会長=今中敏幸▽農会会計=今中 均▽理事=板場利夫、安藤政敏、今中規夫、今中治三郎、藤本利明、萬浪延夫▽会計監査委員=萬浪吉隆、今中政博▽寺総代=今中省三▽宮総代=今中太茂津、今中正明、足立直一▽花と緑の会代表=足立武志▽衛生・環境美化委員=今中保博▽人権啓発委員=板場基司▽体育委員=小林正雄、今中さつえ▽体育協力委員=今中一富▽水利組合長=藤本利明▽水利組合会計=今中敏幸▽統計係=区長兼務▽国保協力委員=今中 繁▽交通安全委員=萬浪博治▽文化協力委員=永田成志▽青少年補導委員=萬浪俊平▽農業委員=今中敏幸▽農協総代=今中敏幸▽農会共済係=今中 明▽農会普及係=板場清隆▽子ども会連絡協議会委員=板場清隆▽納税協力委員=区長兼務▽明るい選挙推進委員=萬浪正義、藤本久代▽民生児童委員=永井雅子▽民生協力委員=今中ツヤ子▽愛育班=板場里美、安藤美江子、今中祥恵、今中照子、小林 緑▽まちづくりピオネーロ=萬浪和俊、今中孝介、今中千代子、安藤千恵美
婦人会班長=足立はるみ▽副班長=藤本久代▽JA委員=萬浪せつえ▽購買=萬浪文子

稲木干しコシヒカリの酒「お涙頂戴」  新米で醸造
素人劇団「箸消興行」 おかげで完売

 日本唯一の地米酒で芝居の里をアピ−ル−。箸荷地区の消防団員で組織する素人劇団「箸消興行」(はせしょうこうぎょう)=天野佳則座長・18人は1月10日、むらおこし酒「お涙頂戴」を造りました。地元箸荷産・稲木干しコシヒカリの新米を100パ−セント使用した特撰本醸造原酒。一昨年5月に発売の稲木干しコシヒカリによる純米原酒「かみ芝居」、同12月に発売の特撰本醸造原酒「お涙頂戴」(いずれも720ml限定100本)がともに発売わずか1カ月で完売となったので、特に好評だった「お涙頂戴」を造りました。天日干しコシヒカリを原料とする酒は全国的にも例がなく、正に日本唯一の酒。限定100本の発売で1月14日から町内の酒店で売り出したところ、3月20日に完売しました。

 同劇団は、途絶えていた村芝居を平成5年に約15年ぶりに復活し、地区の秋祭りで本格時代人情劇を上演しているほか町内の老人ホ−ムへの慰問公演などの活動を展開。毎年の熱演に、町民らから拍手喝采を浴びています。「日本で唯一、消防団員でつくる素人劇団」をキャッチフレ−ズに多彩な活動を続け、地域では「泣かせる芝居」が評判となっています。町内でも数少なくなった稲木干しの方法でコシヒカリが同地区で1農家のみ栽培されていることに着目。新米を長野県松本市の酒造会社に送り商品化しました。

 「お涙頂戴」は、原料の米は今中喜重郎さん(71)栽培のコシヒカリを使用。北アルプス槍ケ岳源流の天然水を使用し、モダンジャズによる「音響醸造」を胎教として製造。稲木干しコシヒカリ、アルプス天然水、音響醸造が絶妙のバランスを生み出しています。ラベルは、芝居の「幕」をイメ−ジしたデザインとしました。

 劇団では今年も12月に地酒を限定発売する予定。お楽しみに・・・。ホームページでも紹介しています。URL:http://www2.to/haseshow

の・ん・べ・え・編・集・室

 いろいろな情報をお待ちしています。「箸荷だいすき」および劇団「箸消興行」のホームページはURL: http://www2.to/haseshow Eメールは haseshow@geocities.co.jp 携帯メールは  haseshow.com@docomo.ne.jp です。皆さんのご意見をお待ちしています。

◆兵庫県多可郡加美町箸荷区  戸数・60戸  282人◆