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 第4回全国むら芝居サミット inとよおか 

「第4回全国むら芝居サミットinとよおか」は、平成18年10月28〜29日、兵庫県豊岡市で開催されました。会場の日高文化体育館には約700人の観客が詰めかけ、全国各地から集まった劇団の芝居公演を楽しみました。初日の28日は、午後1時に開会。主催者あいさつや来賓祝辞などの開会行事に続いて、午後1時30分から午後6時前まで、6劇団がそれぞれの芝居などを公演しました。各団体とも、開催地にちなんだユーモアあふれるセリフが観客の笑いを誘い、おひねりと惜しみない拍手が送られていました。
夕方から会場をホテル幸祥に移し、懇親会と夜なべ談義が開催されました。会員たちは明け方4時ごろまで、芝居談義に花を咲かせました。
翌29日は午前8時30分から団体の代表者会議が開催されました。今後のサミット開催のあり方などについて懇談。お金をかけず、また無理のない範囲でサミットを続け、2年に1度の開催でもいいので、長続きさせていくことを確認し合いました。次期開催地についての団体からの表明はなく、この場では決定しませんでした。素人芝居大浦安の代表からは持ち帰って相談したいとの話がありました。
その後、植村直己記念館、但馬国府、国分寺博物館の見学などを行い、再会を誓い合いました。


全国むら芝居サミットの出演団体と演目
            平成18年10月28日(土)13:00〜
            兵庫県豊岡市日高文化体育館


1.宵田一座(兵庫県豊岡市)
                「円山の鮎太郎」
2.箸荷むら芝居保存会・劇団 箸消興行(兵庫県多可町)
                「情けの捕り縄」
3.町民劇団福祉座(愛知県北名古屋市)
                「旅がらす銀次郎 但馬浜街道を往く」
4.徳丸村芝居実行委員会(愛媛県松前町)
                「赤垣源蔵 別れの徳利」
5.NPO法人素人芝居大浦安(新潟県上越市)
                「深雪の賦」
6.赤泊演劇研究会(新潟県佐渡市) 
                「御神酒天狗」


  
 
開会行事                                宵田一座 「円山の鮎太郎」


  
 
箸荷むら芝居保存会 「情けの捕り縄」              劇団福祉座 「旅がらす銀次郎 但馬浜街道を往く」


  
 
徳丸村芝居実行委員会「赤垣源蔵 別れの徳利」        素人芝居大浦安 「深雪の賦」


  
 
赤泊演劇研究会 「御神酒天狗」                  箸荷むら芝居保存会の参加メンバー





1.人情時代劇「円山の鮎太郎」
大嵐による円山川の氾らんで、百姓五作は壊れたわが家を直すため、金貸しのおかねに借金をするが、高利のため返済ができない。おかねの手下松五郎は、おかねの財産を我が物にしようとするが・・・。そこにわれらが鮎太郎の登場。


2.人情時代劇「情けの捕り縄」

昔、親に捨てられた主人公銀次は、ご金蔵を破り、とある家に逃げ込む。そこは偶然にも実の母親の家で、親子がめぐり会うこととなった。母と暮らす妹は、目明かし佐四郎を婿にとり、母娘は幸せに暮らしていた。
 佐四郎は、ご金蔵破りの探索頭となるが、母親から銀次を見逃してやってほしいと頼まれる。さて、娘婿の佐四郎はどうするか・・・。


3.人情時代劇「旅がらす銀次郎 但馬浜街道を往く」
元但馬豊岡藩士日高各之進、その娘おきぬが、地元顔役腹黒の熊蔵の策略で廓に身売りをするはめに。事情を知った旅がらす銀次郎が、おきぬを追って但馬浜街道に。果たして銀次郎は、おきぬを熊蔵の手から取り戻すことはできるのか。


4.人情時代劇「赤垣源蔵 別れの徳利」
赤穂浪士四十七士の1人、赤垣源蔵は、吉良邸討ち入りの前日、兄に別れを告げに訪れるが、留守であったため、兄の羽織を前に1人酒を酌み交わし、永久の別れを告げる。源蔵が帰った後、そのことを知った兄は討ち入りを知る。ご存じの名場面。


5.朗読劇「深雪の賦」
この雪の下に街あり、と言われるほどの豪雪地帯が私たちの郷里。人々の生活の営みは雪との闘いの歴史でもあった。いったん降り始めると、一夜にして1メートルの降雪も珍しくない。「今朝もいっぺえ降ったねや」嘆きとも、諦めともつかぬ朝のあいさつを交わしながら、人々は黙々と作業を続けてきた。「雪がいっぺえ降らんば、いい所だでも・・・」何十年、何百年も言い続けた言葉だ。
 過疎化、高齢化を生じさせ、暖冬が続いた中での今冬の20年ぶりの豪雪は、ついに何人もの事故者と犠牲者を生み出した。それでも雪国の民族は、豪雪の地に生き続ける・・。



6.民話劇「御神酒天狗」

御神酒の買い出しに出かけた小天狗が、帰り道に酒を飲み干して、大天狗にお灸をすえられるという民話劇。




o(^o^)o 番外編 (座長日記 平成18年10月31日号から)


◆28〜29日に豊岡市で開催された第4回全国むら芝居サミット。一番遠い新潟県佐渡市から駆けつけていただいた赤泊演劇研究会。一行の6名の皆さんは中型バスを使い前日の午前6時に佐渡を出発し、夕方に天の橋立に到着。その日は宮津に泊まり、当日午前に豊岡入りしました。背景の舞台セットを持ち込み、箸荷のときに公演していただいた「御神酒天狗」を再び見せてもらいました。
どこも一緒ですが、市町村合併によりむら芝居を取り巻く環境も大きく変化しました。サミット遠征の補助金が出なくなったのにもかかわらず自費で遠くまで参加してくださいました。皆さんには脱帽です。今回は菊池会長さんは腰痛でご参加いただけませんでしたが、会長さんの思いは、参加したみんなにしっかり伝わっていました。
◆同じく新潟県上越市から参加のNPO法人素人芝居大浦安。前日の午後9時に上越市を出発し、当日の午前6時に日高に到着されたようです。バスのなかであまり眠ることができなかったと思いますが、会場では公演が始まるまでの間、一番時間をかけて舞台スタッフと調整をされていました。いつもの朗読劇を観賞しましたが、今回は雪深い大浦安地区での雪の物語をじっくり見せてもらいました。他の団体の芝居とはひと味違い、会場の皆さんにとても好評でした。
第5回サミット開催地の最有力?候補の大浦安さん。無理のないところで、ご検討いただき、2〜3年後の開催でもいいので、みんながいいお返事を待っています。(^_^)/~
◆ご存じ、愛知県北名古屋市の劇団福祉座。いつもの青い法被を着て大勢で参加してくださいました。久しぶりに懐かしい皆さんにお会いできてうれしかったです。当日の午前1時すぎに日高に到着。宵田公民館で仮眠をとり、朝早くから会場で準備をされていました。芝居というものに対する心構えがちょっと違いますね。いつもの、楽しく、泣かせる時代劇で楽しませてもらいました。
今回、太鼓軍団の皆さんが参加されていて、舞台と宴会のステージでとても力強い太鼓演奏を聴かせてもらいました。2日目は解散のあと箸荷と同じく県立コウノトリ公園を見学。そのあと天の橋立に立ち寄り、夜遅くお帰りになったそうです。
◆今回、初めて芝居を見せてもらった愛媛県松前町の徳丸村芝居実行委員会。第1回のサミットのとき、数名で参加していただきましたが、残念ながら2回、3回大会は地元の虫干し祭りと重なり、不参加でした。しぶい時代劇をされるとは聞いていましたが、今回見せてもらった「赤垣源蔵 別れの徳利」は、さすが指導者がおられるだけのことはある、堂の入った芝居でした。カツラや衣装を見ても分かりますが、内容もプロ顔負けの時代劇でした。聞くところによると、ここの劇団は下積みを積まないと舞台に出してもらえないとか。いいものを見せてもらった感じです。
◆地元の宵田一座。十八番の時代人情喜劇で楽しませてもらいました。会場は爆笑の渦で、特に尿瓶(しびん)が出てきたのには参りました。何よりも芝居好きの皆さんが大勢集まっての劇団で、いい役者の皆さんがそろっていますね。水害を乗り越え、サミットの準備をしながら、芝居の稽古、舞台づくり、本当に大変な1年だったと思います。皆さん、お疲れ様でした。
◆今回のサミット開催にあたり、実行委員長&事務局として奔走された宵田一座の高階正夫座長。地元の皆さんがみんな認めるとおり、サミット開催が決まってから黒子として実行委員会をまとめたすごいおっちゃんです。本業は自動車屋さんですが、サミットの企画から文書作成、看板作成、資金集め、大道具づくり、県や市役所との交渉などなんでもこなします。地元の区長も務められ、さぞかしお忙しいことと思いますが、明るく元気なお人柄と人なつっこさにひかれ、みんながついていきます。もちろん高階さん1人で決してできたものではありませんが、これだけのサミットを開催できた「地元の力」というものをものすごく感じます。今回は本当にお世話になりました。
夜なべ談義では、最後まで和室に残っていたのが宵田一座と箸荷むら芝居保存会メンバーでした。明け方までおつきあいをいただきましたが、実行委員会の太田さんとともに2年前の水害ボランティアのお礼を何度も言ってくださいました。むら芝居サミットをやって、本当によかったと実感した瞬間です。







◆第4回全国むら芝居サミットin豊岡 開催要項

 と き  平成18年10月28日(土)〜29日(日)
 会 場  【公演、開・閉会式】日高文化体育館
       【交流会、宿泊】  ホテル幸祥

 日 程  28日(土)13:00〜13:30 開会式
              13:30〜17:30 各地のむら芝居公演
              18:00      ホテルへ移動
              19:00〜21:00 懇親会
              21:00〜?    夜なべ談義
      29日(日) 8:30〜 9:30 ネットワーク加入団体代表者会議
              9:30〜12:00 植村直己冒険館、但馬国分寺見学
             12:00       昼食、解散

 主 催  「全国むら芝居サミットin豊岡」実行委員会
 後 援  豊岡市、豊岡市教育委員会、兵庫県(但馬県民局)、但馬信用金庫、神戸新聞但馬総局、朝日新聞豊岡支局、読売新聞豊岡支局、毎日新聞豊岡支局、産経新聞豊岡支局、日本海新聞豊岡支局、NHK神戸放送局、はーとふるふぁんど


神戸新聞・記事(H18.10.29)

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